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【米国株ETF】全世界に投資するVT(バンガード・トータル・ワールド・ストック)

全世界に投資するVT

新型コロナの感染拡大、米中対立、アメリカ大統領選の行方などなど、今、世界を取り巻く環境は目まぐるしく変化しており、その変化のスピードも速くなっています。
そんな環境下で投資をしていくには世界の情勢を把握してこれから発展しそうな国々に投資していく。そんなことが重要なのかもしれません。
しかし、そうはいっても忙しい生活の中で勉強の時間を作るのも難しいですし、そもそも不確実な要素が多くあるなかで判断を下す必要がある投資の世界において、特定の国々に限定して投資するのはリスクの高いことでもあります。

そこで、注目なのがVT(バンガード・トータル・ワールド・ストック)という米国ETFです。

VT(バンガード・トータル・ワールド・ストック)とは?

VTは、アメリカを含む先進国と新興国、約47ヵ国約8,000銘柄で構成されている「FTSEグローバル・オールキャップ・インデックス」をベンチマークとしています。これは、
全世界の投資可能な市場時価総額の98%以上をカバーしていることになります。

つまり、このVTに投資することで世界中の株式市場に分散して投資できるんです!
これまで、世界経済ははアメリカが牽引してきましたが、中国の台頭など今後はどうなるかわかりません。そういった意味で、全世界に丸ごと投資をできるETF、VTへの投資は一考の価値があると思います。

VTの経費・配当利回り、トータルリターンは?

経費率は、年率で0.08%と非常に低コストです。分配金利回りは1.78%となっており(11月27日時点)、増配を続けています。

また、トータルリターンは2008年の設定来で6.07%となっています。

保有銘柄の割合、国別の構成は?

保有銘柄の上位10銘柄は以下のようになっています。

1 Apple Inc.
2 Microsoft Corp.
3 Amazon.com Inc.
4 Alphabet Inc.
5 Facebook Inc.
6 Alibaba Group Holding Ltd.
7 Tencent Holdings Ltd.
8 Berkshire Hathaway Inc.
9 Taiwan Semiconductor Manufacturing Co. Ltd.
10 Johnson & Johnson

ちなみに、純資産総額に占める上位10銘柄の割合 14.6 %となっており、1位のアップルで3%の保有率となっています。

国別の割合は以下のとおりです。
米国 57.50 %
日本 7.40 %
中国 5.30 %
英国 3.70 %
スイス 2.50 %

純資産総額に占める組入上位の市場構成比率は約 76.4 %となっています。かなりアメリカに偏りがありますが、これが世界経済の現状と言えそうです。

新興国にも注目!

新型コロナで打撃を受けた新興国ですが、FRBの大規模な金融緩和によるアメリカのドル安により、今後通貨高による恩恵を受けるかもしれません。新興国は通貨高によりドル建ての借金の返済負担が減り、経済と市場は好調になります。そういったことを想定すると、今後、新興国が組み入れられているETFは魅力的的だと思います。

最後に

いかがだったでしょうか。米国ETFのVTに少しは興味を持っていただけたのではないでしょうか。魅力的だと感じた方は、それぞれの投資スタイルと目的に合わせて、積み立て式で投資してみることをオススメします。

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