
2020年に注目の投資テーマ「全固体電池」の関連銘柄は?
皆さんは「全固体電池」って聞いたことありますか。「全固体電池」は、現在主流のリチウムイオン電池の電解液を個体材料に変えることにより、発火のリスクがなくなり安全になるほか、小型化や長寿命化も可能など多くのメリットがあり、今注目されています。実用化に向け日本だけではなく世界各国が競争しています。
今日はそんな「全固体電池」の関連銘柄をメモがてら、少し紹介しようと思います。
トヨタ自動車
2020年代前半に全固体電池の実用化に向けて研究しているトヨタ自動車。東京オリンピック・パラリンピックに向けて、「全固体電池」を搭載した電動モビリティの開発を進めているとのことです。パナソニックと車載用共同会社を2020年4月から立ち上げます。
村田製作所
主にウェアラブル機器向けの全固体電池を開発済み。この電池は「CEATEC AWARD 2019」で経済産業大臣賞を受賞、2020年度の製品出荷を目指しています。
TDK
ウエアラブル機器などに使える少容量で小型の全固体電池の量産化に乗り出しています。
FDK
IoT機器やウエアラブル機器、パソコンなどに内蔵するリアルタイムクロック、マイコンなどを主に想定した、全固体電池をサンプル出荷。2020年度の量産化を予定。
日立造船
宇宙空間で使われる電子機器など、特殊用途向けに電池を開発。将来的には車載用も見据える。日立造船は厚さ0.3ミリのシート電池を開発。19年度中の商品化を目指し、サンプル出荷を始めている。
太陽誘電
ウェアラブル機器への搭載を想定した全固体電池を開発。2021年度の量産化を計画しています。
全固体電池の部材にも注目
電解質や正極材、負極材などの部材を手掛ける素材メーカーにも注目です。
固体電解質では、三井金属、出光興産、JX金属などが、正極材は住友金属鉱山や住友化学、三井金属、負極材はGSユアサ、三井金属が関連銘柄となります。
おわりに
ここで挙げたのは全固体電池に関連する銘柄の一部です。他にもいっぱい関連銘柄はあると思います。皆さんも一度調べてみてはいかがでしょうか。
これからも全固体電池の発展にはアンテナを張っておきたいと思います。
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