世界同時株安
今週は好調だった株式市場が、一瞬のうちに混乱し、パニック状態となりました。2月2日発表された雇用統計ので平均時給が高い伸びとなり、利上げペースの加速観測が強まったことから、アメリカの米10年債利回りが一時2.85%に。これまでのアメリカ株の好調を支えてきた好景気、低金利の適温相場が崩れるとの不安から、NYダウが大幅に下落。売りが売りを呼ぶ展開になりました。 NYダウは史上最高値から約2700ドル安と、10%を越える下落。なんと一日で1600ドル近く下落した日も!日本株も大きく影響を受け、前週より1900円近く安い水準と8%の下落となっています。。私にとって、はじめての暴落!いい勉強になるとともに、はじめての経験のわりにある程度うまく対応出来たかなと思います。
下落はどこまで
さて、この下落はどこまで続くでしょうか。リーマンショックなどこれまでの暴落では、何回も下落の波が訪れ、あっという間に下降トレンド入りをしています。
個人的には、今回の下落は一時的調整になるのではと思います!アメリカも日本も景気は好調で、決算も上方修正が相次いでいます。
また、今回は景気後退局面での暴落ではありません。またきっかけとなった長期金利もいまだ2.8%付近、まだまだ業績に影響のある水準とは思えません。
テクニカル的には200日移動平均線の21000円付近を支持線に反発をしそうなところではありますが、まだアメリカの株式市場市場の先行き不安を図るVIX指数も30付近でまだまだ落ち着いていません。日本版VIX指数の日経VIも36と高い水準です。
私は、市場がもう少し落ち着くのを待ってから、徐々に試し買いをしていきたいところです。
これまで、一本調子で上がり続けていた株式市場にとっては、そろそろ調整がほしいところでした。この調整が次のジャンプへの大きな助走であればいいのですが…。
今回の暴落時の対応
2月2日のアメリカ株下落を受けて、2月6日の寄りで楽天ダブルベアを買い、持株の半数を売りました。また、アメリカ市場のオープンに合わせて、S&P500の3倍インバースを買いました。
そのお陰もあり、損失は出ましたが、最小限にとどめられたかと思います。しかし、 S&P500の3倍インバースは買った次の日には売ってしまったので、第二波(約1000ドルの下落) には対応できませんでした。そこは少し反省点です。しかし、全体的にはなかなか素早く対応できました。まだ、ダブルベアは保持中なので、市場の落ち着きを見て早めに売ります。
また、持株の一部がかなり利益を出していて、少しずつ利益確定をしていたのも良かったです。最低限のリスク管理はできていたかと思います。
今回の暴落はまだ落ち着いていませんが、この経験は次に繋がるものとなりそうです。