はじめに
アメリカとフランス、イギリスの3か国がシリアのアサド政権への軍事攻撃を遂に開始しました。
市場では、シリア情勢への懸念が少し落ち着きつきつつあっただけに、来週の相場への影響が気になるところです。
株式相場への影響
過去の相場を調べてみると、アフガン戦争やイラク戦争時のアメリカの株価指数は、あまり戦争の影響を受けていませんでした。また、ちょうどぐ一年ぐらい前、アメリカがシリアへ突然ミサイルを打ち込んだ際もニュースが流れたタイミングは、大きく下落しましたが、数日で落ち着きその後は上昇していきました。
今回の攻撃がどの程度の期間で行われるかわかりませんが、悲観的になりすぎず底入れのチャンスを見極める必要がありそうです。
為替への影響
一方、為替はリスク回避の円買いとなり、円高に向かうでしょう。その円高を受け外需株は少し軟調な展開が予想されます。
昔は「有事のドル買い」と言われましたが、現在は「有事の円買い」です。
日本の低金利による円売りポジションがリスクオフにより解消され円高になるそうです。
いずれにしろ、ここ数日続いていた円安の相場は一気に巻き戻しとなりそうです。
まとめ
幸い、今日明日と土日で株式市場は開かれていません。そのため、情報がないことによるパニック的な売りは避けられるでしょう。土日のニュースや月曜日の先物や為替の動きをみて、ダブルベアなどの購入を判断したいと思います。リスク回避のため、少しは購入する予定です。
また、私の投資経験では、まだ戦争での経験値はありません。
戦争による特需というのがあるのかもしれませんし、それほど悲観的になる必要はないのかも。私が持っているアメリカ株の動きがどのようになるか…見届けたいと思います。
それにしても、せっかく日本もアメリカも株式市場がこれからだというときに…。余計なことを!
世界の平和はまだまだ訪れそうにありませんね。