外国株

【米国株】アメリカ高配当株式ETF「VYM」に一括投資

アメリカ高配当株式ETF「VYM」株価チャート

アメリカ高配当株式ETF「VYM」に一括投資

私はこれまでマクドナルドやジョンソン・エンド・ジョンソン、P&Gなどをはじめとしたアメリカの高配当の個別株に投資してきました。しかし、この暴落相場の中で方針を変更し、アメリカ高配当株式ETFのVYM(バンガード・米国高配当株式ETF)のみに投資することとしました。

方針を変更した理由は、保有していた個別株が軒並み平均よりも大きく下落したことです。今後下落が続いた場合や更なる暴落的な下げになった場合でも、定期的な買い増しを容易にするため「VYM」への一括投資に変更しました。
楽天証券の最低手数料の5ドルも0.01ドルに変更され、買い増しもこれまでより少額でできるようになりましたので、今後は、ドルコスト平均法により、定期的な買い増しをしっかりと行いリスクを減少させることで、不安定な相場を乗りきっていきたいと考えています。

アメリカ市場は右肩上がり

アメリカの市場はこれまでから何度か述べてきたように、右肩上がりの上昇を続けています。さらに人口も増加を続けています。一時的な下落はあるでしょうが、長期でみれば今後も成長が見込めます。そのアメリカに投資は続けたい。一方で複数の個別株への投資では、特に決算時期などに、一つの株が大きく下落し、全体の資産へ大きな影響を与えることが多いこと。また、アメリカの個別株への投資では、銘柄に関する情報を手にいれるのが少し難しく、それぞれの株価の下落や上昇の理由を理解せずに投資していたことに不安を感じました。

VYM(バンガード・米国高配当株式ETF)」について

アメリカ高配当株式ETF「VYM(バンガード・米国高配当株式ETF)」は、大型株の中で、予想配当利回りが市場平均を上回る銘柄を組入れる FTSEハイディビデンド・イールド・インデックスに連動するパフォーマンスを目指すETFです。

高配当の400以上の銘柄が組み入れられています。他の高配当ETF(HDV,SPYD)よりも多くより分散が効いているのが特徴です。これにより、1つの企業の株価急落のリスクを分散によって抑えられます。また、信託報酬も0.06%と超格安です。年々見直しがされ、信託報酬が安くなってきています。
そして何よりも高配当なのが魅力的で、配当利回りは3.22%です(2019年10月12日現在)。リーマンショックのときを除き、年々増配も実施しています。FANGなどの成長株は含まれず、下落相場で比較的下げ幅が小さくなる高配当株が組み入れられており、相場下落時のリスクを低減させます。

リーマンショックのような場面でどれだけの分配金がもらえるかわかりませんが、3%以上あり、銀行や債券より運用先としてよっぽど魅力的です。

「VYM」の組み入れ上位には
JPモルガン
ジョンソン・エンド・ジョンソン
P&G
エクソンモービル
AT&T
などがあり、これまで個別株として購入していた銘柄に分散投資できています。

ちなみに、セクター別で見ると、下記のとおりとなっています。

金融18.9%
消費財14.1%
ヘルスケア12.8%
テクノロジー10.4%
消費サービス9.3%
公益9.0 %
石油・ガス8.4 %
資本財8.3%
電気通信5.3%
素材3.5%

長期的なパフォーマンスよりインカムゲインをとる

VYMは高配当を集めたETFです。高配当の企業は比較的成熟した企業が多いですから、例えばアマゾンなどのような利益成長率の高い企業は入っていません。そのため、20年以上といった長期の投資においては、当然、「VTI」のような利益成長率の高い企業も多く含んだETFの方がパフォーマンスがよくなります。どちらがいいかは、投資のスタンスや好みの問題かと思います。私は将来の老後資金だけのために投資をしているわけではないので、定期的に少しでも多くの分配金をもらえることに喜びを感じます。また、分配金をもらうことはある意味一種の利益確定になるわけで、利益を定期的に確定できるシステムに魅力を感じています。

今後の投資方法

私はこのETFを毎月一回定期的に買っていくこととし、時間的な分散、いわゆる「ドルコスト平均法」も加えてさらにリスクを抑えます。

この方法だと、例えば分配金の再投資も効率的に出来ます。個別株の場合はそれぞれの配当額が小さかったので、効率的に再投資が出来なかったので…。 アメリカへの投資に関してはこの方法を続けながら、一方で暴落の時に利益を出せる銘柄への投資。Direxion デイリーS&P500ベア3倍 ETF(SPXS)といった、日本でいうダブルベアやインバースみたいなものにも短期で投資し、利益を出したいと考えています。

VYM(アメリカ高配当株式ETF「VYM(バンガード・米国高配当株式ETF)の配当実績

以下にアメリカ高配当株式ETF「VYM(バンガード・米国高配当株式ETF)」を投資してからの配当の単価を記録していきます。参考にしていただければ幸いです。(日付は楽天証券への入金日です。)

2019/10/03 0.7864ドル

2019/06/26 0.6247ドル

2019/04/03 0.6516ドル

2019/01/09 0.7388ドル

私のVYMの取得単価は83.7693ですので、この一年間の実績の配当利回りは3.366%でした。また、プラス含み益も結構あるので、十分なパフォーマンスでした。


関連記事

米国株の手数料を比較した記事です。もし「VOO」に投資する場合の参考にしていただければ幸いです。

[blogcard url=”https://innovation-ryo.com/foreign-stock/americanfee/”]

S&P500に連動して動く「SPY」「VOO」を紹介した記事です。ご覧ください。

[blogcard url=”https://innovation-ryo.com/foreign-stock/spy/”]

[blogcard url=”https://innovation-ryo.com/foreign-stock/spy/”]

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。