資産運用の基本

投資の神様ウォーレン・バフェットの産物 バフェット指標とは?

投資の神様ウォーレン・バフェットの産物 バフェット指標とは?

皆さんは「バフェット指標」というのを聞いたことはありますか?
バフェット指標とは、投資の神様と言われる著名投資家のウォーレン・バフェット氏が使っていると言われるとても有名な指標です。今回は、「バフェット指標」がどのようなものなのかに加えて、そもそもウォーレン・バフェットはだれなのかについても、ご紹介したいと思います。ぜひ最後までご覧ください。

投資の神様 ウォーレン・バフェットとは?

ウォーレン・バフェット(Warren Edward Buffett)氏は、アメリカの超有名な投資家であり、経営者や資産家であり、世界最大の投資持株会社・バークシャー・ハサウェイの会長兼CEOでもあります。
2020年4月7日に米国の経済誌・フォーブスが発表した「世界の長者番付」によると、バフェット氏の資産は世界ランキング4位の735億ドルで、日本円にして約7兆7000億円(ドル=105円として計算)ということです。
バフェット氏は。割安株投資家として知られており、市場が企業の実力を過小評価しているときに株を買って、企業価値が見直されたときの株価の値上がり益を狙う「バリュー株投資家」と言えます。

バフェット指標とは?

そんなウォーレン・バフェット氏が生み出したのが、バフェット指標(バフェット指数ともいわれる)というもので、株式市場が割安なのか、割高なのかを判断する指標です。

計算方法は次のとおりです。

バフェット指標=時価総額÷名目GDP×100

アメリカ市場では、Wilshire 5000が、日本市場では、東証1部が使われることが多くなっています。
一般的には、バフェット指標は100を越えてくると、相場に加熱感があり調整の警戒が必要と言われます。

過去のバフェット指数を見てみると、アメリカ市場では、2000年のITバブルが148.50の高値となっていたほか、2007年サブプライショック時で110.10でした。また、2018年は9月に146.70となっていて、その後、NYダウは12月に大幅な下落となっています。

また、日本の株式市場においても1989年の日本のバブルのピークでは、日本のバフェット指数は145%でした。また、チャイナショックやコロナショック時にも、バフェット指数は100を超えています。

バフェット指標が100を超えたからといってすぐに暴落するわけではありませんが、しばらく経過した後に、暴落することもありますので、バフェット指標が100を超えた場合は、そのことを頭の片隅においておいてもいいかもしれません。また、バフェット指標と他の指標を併用して使うことが不可欠ですので、バフェット指標だけをみて判断することのないように注意してください。

 

 

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