お金の知恵 / 資産運用の基本

暴落をチャンスに変えるための心構え

 

はじめに

12月は非常に厳しい相場環境でした。米中貿易戦争からアメリカの政府機関の一部閉鎖、FRBの利上げ継続まで、非常に悪材料が多く、世界同時株安となりました。NYダウは12月の上旬からクリスマスにかけて4,000ドルもの暴落となり、日経平均株価も3,000円近くの下げとなりました。私の投資人生で過去最高の下げとなりました。

ここまでの下げを予想していなかったこともあり、私もそこそこの含み損を抱えることとなりましたが、現物株を9月の配当どり以降、徐々に処分し比較的キャッシュを増やしていたのが、不幸中の幸いといったところ。ただ、精神的にはかなり厳しい1ヶ月となり、今後の投資方針を再考するきっかけとなりそうです。

暴落時の心構え

さて、年明けの相場もどうなるかわかりませんので、私自身、暴落時にどうするか少し整理してみようと思います。

私は「暴落はチャンス」ととらえる気持ちを大事にしたいと考えています。

今回のような大きな下げにおいて市場は、投資家の狼狽売りや追証などでパニック状態に陥ります。しかし、アメリカの景気は底固く、ピークは過ぎたとはいえ、今現時点で景気後退を折り込みに行くほどではないと私は思います。現にFRBも利上げを続けています。また、私は政治的要因での下げはあまり当てにしていません。

そのため、今回の下げは少し行き過ぎかなと考えています。この下げの反動はやってきます。そのため、更なる下げがあった場合は買いにむかいたいと思います。実際にクリスマスに少し株を買ったおかげで、それ以降の暴騰の場面で含み損は少し解消できました。

良く言われることですが、暴落時にチャンスと思い買えることが株で儲ける一つの要素であると思います。こういった場面で安くなった優良株を買うことが出来れば次の上昇相場で大きな利益となって帰ってくると信じています。

その際、注意すべきは株を買うタイミングを分散する「時間の分散」です。いずれ反発するとは言え、どこまで下がるのか、いつ反発するのかピンポイントで当てることは不可能に近いです。ここぞとばかりに一度に買うのではなく、ある程度下げが続くことも想定して、分散して買うことが重要です。そして、そのためにはキャッシュがとても重要となります。普段から状況に応じて一定のキャッシュを作っておくことが大事となると思います。

おわりに

さて、今回の暴落。これで終わるのかまだ続くのかわかりません。しかし、いずれにしろ不安定な相場が続きそうです。しばらくの間はどっちに動いても対応できるよう想定して相場を見守りたいと思います。

個人的には、年始はもう少し反発が続くかなと思っております。クリスマスに仕込んだ株をお年玉としていただき、もう少しキャッシュを確保したいと目論んでおります。

今日は大晦日。よいお年をお迎えください。

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