資産運用の基本

iDeco(個人型確定拠出年金)で老後資産を!

日本の大きな課題の1つ少子高齢化。厚生労働省が発表した2016年の人口動態統計(確定数)によると、出生数は97万6978人と統計開始以来はじめて100万人を下回ったそうです。

そういった中、日本の年金制度は大丈夫なのかと不安を持っている方も多いと思います。自分の老後に十分な年金がもらえるのかと心配ですよね。私も心配しています。というかもうあきらめてます。そこで公的年金を補完するものとして、これまでの個人型確定拠出年金がすべての国民が加入できるかたちにリニューアルされています。リニューアルに併せてiDeCo(イデコ)という愛称も付きました。
自分の老後は自分で備えろというメッセージな気がします。

iDecoは簡単に言うと毎月決まった金額を積み立てて自分の年金にするという制度です。

iDecoのメリット

所得税・住民税が節税出来る

掛金は、全額所得控除されるため、所得税・住民税の節税効果が期待できます。
例)月2万円を積み立てると、所得税率が20%の場合、一年で48,000円。住民税が10%の場合、24,000円。合わせて7,2000円の節約になります。(課税所得などの状況によりかわります。)

運用益も非課税

通常であれば利益には20.315%の税金がかかります。しかし、確定拠出年金では、その運用益が非課税です。運用によって100万円の利益が出た場合、100万円がそのまま利益となるのです。
また、年金の受け取りには通常税金がかかります。しかし、公的年金控除、退職所得控除が受けられますので、運用時と合わせて受け取り時も税制面のメリットを受けることができるのです。

iDecoもデメリット

原則60歳になるまでお金を受け取れない

iDecoは原則60歳までお金を引き出せません。年金を補完するものですから老後の資金として割りきり、長期で運用するべきだと思います。

運用結果により年金が減る可能性あり

iDecoは投資信託などを活用し自分で運用を行います。そのため運用が不調だと年金額が減ることもあります。どのような方針で運用するのか決めたうえで、その方針に沿ったポートフォリオを構築する必要があります。場合によっては定期預金のみを利用することもでき、リスクなしで税制上のメリットだけを受けることも可能です。

iDecoならではの手数料がかかる

加入時の手数料

加入時に国民年金基金連合会に対する一時的な手数料として2,777円かかります。また、運営管理機関によっても加入時・移換時の手数料がかかる場合があります。

口座管理手数料

iDecoの専用口座を維持するための費用です。加入者へのさまざまなサポートにかかる費用を加入者が負担するもので、毎月の掛金から引かれます。国民年金基金連合会に支払う「事務手数料」と、信託銀行に支払う「資産管理手数料」を合わせて年間2,004円です。

これに加えて、運営管理機関に払う「運営管理手数料」があります。これは金融機関によって異なります。楽天証券やSBI証券は無料です。

給付事務手数料

給付金を受け取る際に、給付一回につき432円の手数料がかかります。

メリット・デメリットをご紹介しましたが、iDecoはぜひ加入するべきです。若年層で特に運用期間が長くなる方はそれだけの期間、所得税・住民税が控除されます。累計でかなりの額になります。

日本の年金制度は、今後支給額の減額や給付時期の延期等がこのままでは免れないでしょう。自分の老後は自分で守るこれからはそんな時代になっていくと思います。面倒くさがらず、ぜひ加入しましょう。

最後にオススメの証券会社をご紹介します。

iDecoおすすめの証券会社

ネット証券大手の楽天証券とSBI証券をオススメします。口座管理手数料が、無料だからです。

取り扱いの商品の数はSBI証券の方が多いです。

皆さんぜひiDecoご検討ください。


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