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日本株(日経平均株価)を予想するための指標を紹介します!

はじめに

皆さんは、日経平均株価の今後の動きについて、どのように予想を立てていますか?

株式投資をする上で今後の株価の推移について予想を立てることはとても大事です。自ら予想を立てず好き勝手に売買していると痛い目に会うのは目に見えています。

そして皆さんもご存じのとおり、日本の株価の推移は、アメリカの景気や株価の動き、ニュースに大きく影響を受けます。

そこで、私が日経平均株価などの日本の株価指数の今後について予想を立てるときに参考にしている指標についてご紹介しましょう。皆さんの参考になれば嬉しいです。

日本株を予想するための指標

ダウ輸送株指数

まず、ダウ輸送株指数です。販売の増減が輸送量に反映され、輸送株の株価に影響するため、アメリカの景気を先行する指標として認識されています。ただ、最近はサービス業の増加などにより、先行指標として当てはまらない場合もあるようなので、注意が必要です。
以下チャートです。

ダウ輸送株と日経平均の比較

青が日経平均株価の推移です。上昇下落に幅はありますが、ほぼ同様の動きをしており、ダウ輸送株が先に上昇や下落しているときも結構あります。ダウ輸送株は貿易の影響をもろに受けるので最近は米中貿易戦争の影響もあって先行性を少し失っています。他の指数ともあわせて確認しましょう。

ダウ平均株価(ダウ工業株)

日本の株価は、アメリカの株価に大きく影響を受けています。ダウ平均はご存知のとおり、アメリカの株価指数のひとつで、日経平均株価を占う際には、前日のダウ平均の株価のチェックは外せません。

ダウ平均と日経平均の比較

これは赤が日経平均株価。同じような動きをしています。ダウ平均と日経平均に乖離したときに日本株の売買の参考になりそうです。

アメリカ10年国債の金利(長期金利)

金利はその国の景気を測る上で重要な指数と言えます。金利が上がるということは、お金の需要が高いと言うことなので一般的には景気が良いと言われます。そして、金利が上昇するということは日経平均株価はアメリカの長期金利に連動しているとよく言われます。アメリカの景気が良ければ、日本の景気も良くなるということでしょう。

以下チャートを比較してみましょう。

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アメリカ10年利回りと日経平均の比較

紫が日経平均株価。リーマンショックぐらいまでは、同じような動きをしていますが、それ以降は、超低金利政策による影響か、少し乖離しています。最近、動き的には似てきているような気もします。今後どういう動きになるかはわかりませんが、一応チェックするようにしています。

ドル円(為替相場)

為替相場で円安が進むことは、輸出企業にとって有利となります。(海外で得た利益を日本円で計算する際に円安であれば増えたように見える。)日経平均株価に影響を与えるような企業の多くは輸出企業であるので、為替の影響は日経平均株価にも影響します。

チャートを比較してみましょう。

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ドル円相場と日経平均の比較

青が日経平均株価です。ご覧のとおり、ドル円相場と日経平均には関連があり、日経平均が上がるときは円安に、下がるときは円高になっています。

指標の使い方

私はこれらの指標をそれぞれ移動平均線(25日線や50日線)で分析し、複数の指標が移動平均線より下落した場合に利益確定やダブルインバースを購入し、ヘッジをするようにしています。

もちろん必ず当たるわけではないので、日経平均が予想と違う動きをしたときも想定し、すぐに損切りができるようにはしています。

最後に

日経平均株価はアメリカの景気に大きく左右されますので、アメリカの株価指数や景気を中長期で分析することが日本株の今後の動きを予想することに繋がります。

皆さんもぜひこれらの指標を使ってみてはいかがでしょうか。

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