資産運用の基本

株主還元に積極的? 配当性向とは

配当性向とは

配当性向とは、1年間で稼いだ利益の中から、どのくらい株主への配当に回すかを示す指標です。

計算式は次のとおりです。

配当性向(%) = 配当金支払額 ÷ 当期利益(当期純利益) × 100

 

また、1株あたりで換算して、次の式とすることもできます。

配当性向(%) = 1株当たり配当額 ÷ 1株当たり純利益(EPS) × 100

配当性向は20%~30%が目安とされます。

配当性向が単に高ければいいというわけではありません。

配当性向が高い会社は、それだけ株主に多くの利益を還元しているということになりますが、利益が出てないのに配当性向が高い場合は、その配当が続けられず、減配される可能性もあります。

一方で、低い会社は今後の成長のための設備投資や人材確保のために、資金を蓄えいる場合があります。この場合、企業の成長により株価が上昇し、キャピタルゲインを得ることができるかもしれません。

長期の視点で投資している株主にとっては、会社の利益が十分にあるときに配当金として受け取った方がよいのか、設備投資などによる今後の成長のため蓄えておいてもらった方がよいのか、悩むところです。

配当は、ある意味で利益の確定です。私は景気の動向なども考慮して、好景気が終盤に近づいてきたら高配当銘柄を増やして、利益確定を優先しようと思っています。

高配当銘柄に投資している場合、が低くて、これから配当性向を高める余地のある企業の方が魅力的です。

逆に言えば、無理に配当を出していて、減配のリスクはないかのチェックにも有効です。

そういった目線で銘柄選びの際にはぜひ参考にしてください♪

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