アメリカはETFで長期投資、日本は個別株中心の短期売買!
私は、日本の株式市場とアメリカの株式市場で売買をしています。その一番の理由はリスクの分散です。日本は災害列島です。特に大地震は株式市場に与える影響が大きく、大地震の度に暴落しています。しかし、日本で大地震が起こった際、アメリカの株を持っていたらどうでしょう。当然アメリカ株には何の影響もありません。アメリカ株に投資していた分の資産は守られるのです。そういった意味で日本の株式市場にのみ投資しているのはリスクが大きいと考えています。
さて、日本の株式市場とアメリカの株式市場では違うスタンスで投資をしています。日本の株式市場では個別株で勝負をしています。ETFの中で売買するのは、基本的に1570日経レバレッジETFと1357日経ダブルインバースのみです。場合によってはREITにも投資します。つまり、日本市場全体の成長には投資していません。
一方のアメリカ市場では基本的にETFを長期で積立投資しています。これはアメリカ市場の成長に投資したいと考えているからです。過去に個別株を売買したことがありましたが、やはりETFへの投資の方が資産を増やすことができています。
アメリカは長期投資に適した市場
まず以下のチャートをご覧ください。

これはアメリカの総合株価指数S&P500の長期のチャートです。何度か暴落はありますが、長期的に見れば右肩上がりで相場が上昇していることがわかります。個別株を研究し投資するよりもアメリカ市場全体に投資するETF(VTI、SPYなど)を積立投資した方が、手間もかかりませんし、分散も効いているのでリスクを抑えた投資ができるのです。
アメリカは今後も人口増加が続くと言われています。アメリカ市場がこれまでどおり右肩上がりの成長を続けると断言は出来ませんが、国の成長を支えるのは人ですから、人口が増えるアメリカは長期的にみてまだ成長が続くのではないでしょうか。今も史上最高値の更新を続けているアメリカ市場。今後も長期での積立投資を基本に投資を続けていきます。
日本はバブルの高値を更新できていない
一方の日本市場を見てみましょう。以下のチャートは日経平均株価の推移です。

未だバブルの時の史上最高値を更新できていません。先程のS&P500のように右肩上がりのチャートとはなっていませんね。これでは、日本市場全体に投資するETFにメリットをあまり感じません。
分散によりリスクを抑えて投資をするのであれば、日本市場に投資するETFも投資対象にはなりえますが、期間益回りの高い個別株に投資する方が魅力的に思えます。個別株であれば2倍や3倍、ものによっては10倍以上になるものもあります。
またたとえ、日本市場に投資するETFであっても個別株と同様に下降トレンドに入ったタイミングでは処分するなどトレンドに沿った投資をする方が効率的に利益が得られます。先程の日経平均株価のチャートを見る限り、日本市場に長期的に積立するだけの投資をすることは出来ません。
日本の株式市場での売買においては出来るだけ今上昇している銘柄に投資し、下降トレンドに入ったら処分する比較的短期での売買としています。長くても3ヶ月ぐらいでしょうか。そのことにより下降トレンドで株を保有することを避け、効率的に利益を出せるように努めています。
おわりに
今回ご紹介したのは、あくまで私の投資スタンスです。投資のスタンスはそれぞれお持ちの資産や目指すゴール、また性格などの自分にあったものがあるかと思います。株式投資をするうえでは自分の投資スタンスを明確にして売買をした方が行き当たりばったりにならず良いのではないかと思っています。
皆さんはどのようなスタイルで投資さているのでしょうか。再確認してみてはいかがでしょうか。