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寅年の株価は?格言は「寅(とら)千里を走り」

寅年、株価はどうなる?

今年ももう少しで終わりですね。2021年は、2020年に引き続き、新型コロナウイルス感染症に大きな影響を受けた一年となりました。2022年の干支は寅年。どんな一年になるでしょうか。

2021年の振り返り

東京オリンピック・パラリンピックは無観客での開催、緊急事態宣言の長期間発令されたままでした。感染状況が落ち着いて、これからというタイミングでのオミクロン株。引き続き多くのイベントが中止となり、マスクの着用やソーシャルディスタンスなど、コロナ前の生活に戻るのはもう無理なのではないかと思わずにはいれません。

株価の方はというと、2021年の大発会が2万7258円で、今日12月22日の株価が2万8562円ですから、1000円ちょっとの値上がりに留まっています。今後も暫くは新型コロナウイルスの影響が続くと考えられる中で、各企業の底力、日本の底力が改めて試される。2022年はそんな1年になるのではないでしょうか。

来年は寅年

さて、2022年はどんな一年になるのでしょうか。北京での冬季オリンピック、アメリカ中間選挙も行われます。そして、やはり新型コロナウイルスに関する動向には注目です。しっかりと克服できれば、業績相場も期待できるでしょう。また、2022年にはFRBが利上げすると考えられ、株価を大きく左右すると考えられます。そのため、その動向にも注意しましょう。

そんな、来年2022年は寅年です。ということで、今回は干支に関連するアノマリーをご紹介して2022年の相場に思いを巡らせたいと思います。

干支にまつわる相場の格言

皆さんは以下の格言を聞いたことはあるでしょうか。

「辰巳(たつみ)天井、午(うま)尻下がり、未(ひつじ)辛抱、申酉(さるとり)騒ぐ、戌(いぬ)笑い、亥(い)固まる、子(ね)は繁栄、丑(うし)つまずき、寅(とら)千里を走り、卯(う)跳ねる」

これは干支にちなんだ株式相場の格言です。

来年2022年は寅年ということで、格言で言うと「寅(とら)千里を走り」となっています。
格言上は、それほど悪くないのでは?と思ってしまいます。それでは実際はどうなのか振り返ってみましょう。

寅年の平均騰落率は?

そこで過去6回の寅年の騰落率を調べてみると以下の通りでした。

①1962年(昭和37年) -0.8%

②1974年(昭和49年) -11.4%

③1986年(昭和61年) 42.6%1

④1998年(平成10年) -9.3%

⑤2010年(平成22年) -3.0%

結果は1勝4敗で、勝率で言うとなかなか厳しい結果となっています。

馬鹿に出来ない干支の格言

実際に干支で株価が上がるとか下がるとか言ったことはないと思いますが、実はこの格言馬鹿にできないのです。

平均暴騰率1位は辰年。格言は「辰巳(たつみ)天井」

2位はねずみ年「子(ね)は繁栄」。

3位はうさぎ年で「卯(う)跳ねる」

騰落率が一番低いのは午(うま)年で、-5%。「午(うま)尻下がり」

次に低いのは、今年(2021年)の干支、丑(うし)年。「丑(うし)つまずき」です!

いかがですか。なんか格言通りな気がしませんか。

こういう格言が、昔から言い伝えられているぐらいですから完全に無視はできないのかもしれません。
そのため、頭の片隅にはおいておこうと思います。

2021年丑(うし)年の現状

2021年は丑(うし)年ということで、格言で言うと「丑(うし)つまずき」でした。

先述したとおり2021年の大発会が2万7258円で、今日12月22日の株価が2万8562円ですから、1000円ちょっとの値上がりに留まっています。個人的には今年はコロナを克服して、もう少し株価が上がると思っていたので、ある意味格言通りかもしれませんね。

さいごに

さて、繰り返しになりますが、来年2022年は寅年ということで、格言で言うと「寅(とら)千里を走り」。2022年寅年は株価が上昇すればうれしいですね!

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