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資産運用の基本

オプション取引は儲かる?やり方は?初心者にもおすすめ

株式投資について勉強し、技術が上がってくると、より儲かる投資方法として「オプション取引」という言葉にたどり着くと思います。

しかし、「難しそう…」と躊躇してしまう方が多いと思います。

しくみと注意点を理解して始めれば、儲かる可能性を秘めています。

今回は、オプション取引について、そのしくみやメリット・デメリットについてやさしく解説していきます。

オプション取引とは?

「オプション取引」は金融商品のデリバティブ(派生商品)の一種。「選択権取引」とも呼ばれます。

あらかじめ定められた日(満期日)に、事前に決めた価格(権利行使価格)で、金融商品を「売買できる権利」を取引することをいいます。

先物取引とは、買い手は権利を行使してもしなくても良いという点に違いがあります。

オプション取引のしくみとは

オプション取引には、「売り手」と「買い手」が存在します。

満期日までに売り手は買ったオプションを売り、買い手は満期日までに買ったオプションを売る決済を行います。

オプションの買い手は権利を得るために、売り手に「プレミアム」と呼ばれる料金を支払います。

プレミアムは、あらかじめ設定した権利行使価格と、取引時点における現実の株価の数値との差に基づいて算出される代金のことです。

売り手は、このプレミアムを受け取ることで、利益を得ることができます。

買い手はプレミアムを支払いますが、プレミアムの1千倍の金額までの取引を行うことができます。一方、売り手には証拠金を支払う必要が生じます。

オプション取引の権利について

オプション取引には、「売る権利」と「買う権利」があります。

売る権利は「プットオプション」、買う権利は「コールオプション」と呼ばれます。

それぞれ売買することができるので、次の4種類に分けられます。

・コールの買い
・コールの売り
・プットの買い
・プットの売り

オプション取引の方法

オプション取引では、対象の株価が将来上がるか下がるかを予測します。そして、それに合わせてオプションを購入します。

権利行使価格以上に上昇すると予想した場合には、コールを買います。反対に、下落すると予想した場合はコールを売ります。

プットの場合は、権利行使価格より下落すると予想した場合はプットを買います。反対に、上昇すると予想した場合はプットを売ります。

◆ 買う場合

・「上がる」と思ったら「コールの買い」
・「下がる」と思ったら「プットの買い」

◆売る場合

・「上がる」と思ったら「プットの売り」
・「下がる」と思ったら「コールの売り」

予測通りに動けば利益が得られ、反対になると損をすることになります。

オプション取引のメリットとは

買い手におけるメリットは、商品の価格より小額のプレミアムを支払うことで、その商品自体の取引するのと同様の利益を得ることができる点です。

さらに、予想に反した結果になったとしても、最初に支払ったプレミアム以上の損失が生じることがありません。

一方、売り手におけるメリットは、多彩な戦略を組める点です。

「コール」と「プット」の2種類に、「売り」と「買い」を組み合わせることができるので、どのような局面でも、効果的な戦略を組むことができます。

オプション取引のデメリットとは

オプション取引にはメリットがありますが、もちろんデメリットもあります。

買い手におけるデメリットは、プレミアムを支払わなければならないことです。

さらに、取引には期限があるので、期限内に自分の予想通りの値動きをしなければ、損失になってしまいます。

売り手にも、デメリットがあります。利益はプレミアム分に限定されるので、利益が小さいことです。その一方、損失は無制限になるという、大きな危険性があります。

オプション取引を始めるには

オプション取引は、総合口座だけでは行うことができません。総合口座を開設した後に、「先物・オプション取引口座」を開設することが必要になります。

さらに、「先物・オプション取引口座」は申込を行ったからといって、すべての人が開設できるわけではありません。

「先物・オプション取引口座」を申し込んだ後に、証券会社から審査されます。

その審査に合格することにより、オプション取引を行うことができるようになります。

まとめ

オプション取引は、大きなリターンが見込めます。その反面、大きな損失を被る可能性もある「ハイリスク・ハイリターン」な取引でもあります。

また、一見すると複雑なので、そのしくみが分かりにくくもあります。

それでも、しっかりと知識を身に付け、メリットやデメリットを把握することで、儲かる可能性を高めることができます。

しっかりと学習をしたら、「先物・オプション取引口座」を開設して、オプション取引をスタートさせましょう。

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