ダブルブル・ダブルインバースで資金を均衡化
昨年12月の暴落的な下げ、加えて年明け1月4日は400円以上の下げに。一時700円も下げました。アップルショックとやらで、アメリカ市場が大きく下落したのがきっかけでした。
どちらにしても昨年からとてもボラティリティの高い不安定な相場が続いています。株価が上がったと思えば、大きく下がる。下げたと思えば大きく上がる。先週金曜日のダウ工業指数も700ドル以上の急騰です。
こういった不安定の相場で上がるのか下がるのかわからない状況にどのように対応するか。
一つの方法として「ダブルインバースによる資金の均衡化」があります。
ダブルインバースは、日経平均株価などの対応する株価指数が上昇すれば、その逆方向に2倍動きます。要するに株価の下落時に利益をあげることができるものです。
逆に株価が上昇した場合も逆方法に2倍動きますので、損失を抱えることになります。
ダブルインバースの資金均衡化はこれを上手く活用し、持っている株の総額の3分の1をこのダブルインバースにします。こうすることで、株価が大きく下落した場合もダブルインバースが2倍上昇してカバーしてくれます。
一方、株価が上昇した場合はもちろんダブルインバースは下落しますので、株価の上昇による恩恵は受けれません。これはデメリットです。
本当はテクニカルにあわせて、臨機応変ダブルインバースの割合を変えることが出来ればばいいのですが…。チャレンジしましたが上手くいきませんでした。
私は不安定な相場で上がるのか下がるのかわからない場合、配当はもらったうえで、資金の損失を防ぐというこの方法は一定有効だと考えています。心も落ち着きぐっすり眠れます。それに一度、休息して安く買える成長株などを分析する時間も重要だと思います。
また、これから更に下落すると考えるのであれば資金均衡化はかなり有効となります。それ以上の損失はまぬがれますから。
ただし、ダブルインバースの長期投資にはデメリットがあるのでご注意ください。
ちなみに、私はすでに大きく下落した現段階では含み損も抱えているため、資金均衡化は考えていません。
今後、株価が回復し含み損が解消出来たら、少し考えたいと思っています。
みなさんも状況に応じて「ダブルインバースによる資金均衡化」を考えてみてはいかがでしょうか。