利益成長を加味し、株価の割安を図る「PEGレシオ」
PEGレシオとは
株価の割安を判断するときによく使われる「PER」という指標がありますが、これに利益成長を加味したのが「PEGレシオ(Price Earnings Growth Ratio)」という指標です。外国人投資家を中心に重視されている指標です。
PEGレシオはPER÷利益成長率で計算します。
PERの場合、利益成長率が考えられていないので、急激に成長している銘柄は、数百倍といったとてつもない数字のPERになることもあります。しかし、利益成長率を加味して計算すると、そのPERが妥当な範囲であるということも十分にあります。
少し前は、私も銘柄診断を重視し、時間があればネットを検索したり、四季報を全部読んだり、いろいろしていましたが、兼業投資家である私は常にそういった時間を取れるわけではありません。そのためPEGレシオを利用するのです。
PEGレシオの使い方
私は買いたい良いチャートの株を見つけた場合、銘柄の成長性を確認するのにPEGレシオを使います。重要なのはあくまでもチャートです。良いチャートの銘柄が複数あった場合、どちらを優先するかと言うときに参考にします。参考にするだけなので、成長性の判断には、これで十分だと感じています。
指標の判断
PEGレシオは、2倍以上は割高、2倍~1倍だと妥当。1倍以下が割安だと言われます。私は1倍以下のものを優先的に買っています。
PEG注意点
PEGレシオを使うときの注意点は2つ。
・利益成長率をどう判断するかです。ここにどういった数値を持ってくるかで数値が左右されるため、判断が難しいところです。私は、PEGレシオを参考程度にしか使わないので割りきって証券会社の算出したものを使っていますが…。
・成長率がマイナス予想の場合は、PEGもマイナスになり機能しません。
皆さんもPEGレシオを参考にしてみてはいかがでしょうか。
PER・PBRについて記載した記事は下記のとおりです。ぜひご覧ください。
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