【日経平均株価の2倍】日経レバレッジETF(1570)とは?使い方は?
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【日経平均株価の2倍】日経レバレッジETF(1570)とは?使い方は?
皆さんは日経レバレッジETFと言うETFをご存知でしょうか。
この日経レバレッジETFは上昇相場で、効率的に利益を得られるETFです。
この日経レバレッジETFはとても人気の商品で、東証の中でも出来高、売買代金ともに
上位になっています。それほど多くの投資家が活用しているということです。この記事を読んで皆さんにもぜひご検討いただきたいと思い、今回はこの日経レバレッジETFを紹介します。
日経レバレッジETFとは?
日経レバレッジETFは正式には「(NEXT FUNDS)日経平均レバレッジ・インデックス連動型上場投信」と言い、証券コードは「1570」です。
2019年12月25日現在の株価は22,620円で、1株単位で売買できるので、22,620円から購入できます。
日経平均レバレッジETFは、日経平均に約2倍の動きを表す指数(日経平均レバレッジ・インデックス)に連動するため、日経平均株価の動きに対して2倍大きく動くETFです。
つまり、日経平均株価が1%上昇すれば、日経レバレッジETFは2%上昇しますし、逆に日経平均株価が1%下落すれば、日経レバレッジETFは2%下落します。
ハイリスク・ハイリターンの取り扱いに注意が必要なETFと言えます。
※商品名のレバレッジとは「てこの原理」の意味で少ない資金で大きな金額を取引する際に使われます。
日経レバレッジETFの特徴
この日経レバレッジETFを保有する際に押さえておきたいポイントは以下のとおりです。
ポイント①
上昇トレンドで株価の上昇が持続するする場合に大きな利益を得ることができます。
→上手く上昇トレンドにうまく乗ることが大切。
ポイント②
株価の下落が持続している場合に大きな損失となります。
→下降トレンドで日経レバレッジETFを保有しないことが大切。
ポイント③
株価が上下を繰り返す膠着相場では、価格が下がっていく。
→長期投資に向かない。
想定している日経レバレッジETFの使い方は?
それでは、この日経レバレッジETFはどんな場面に使うのが有効でしょうか。私が想定しているのは次の2つです。
①日本株の上昇に乗り遅れないように
株式投資でより効率的に利益を出すには上昇トレンドにおいて、より期間益まわりの高い中小型株に投資するのが有効だと私は考えていますので、基本は個別株で勝負をしています。
しかし、日本株が総じて反発しそうなときに買いたい銘柄が見つからなければ、上昇相場に乗り遅れないように、まとめて1570を購入します。その後、何が主体で相場が上昇していくのか見えてきた段階で、買いルールに合致した個別銘柄にどんどん置き換えていきます。
この場合は、買う時にあまり厳密なルールを設定せず、ポジション管理(例えば、株5割、キャッシュ5割)に合わせるように、必要な金額を買うことになります。
②日経レバレッジETFを1つの投資対象とする
これは、日経レバレッジETFそのものを投資対象とする場合です。上昇トレンドになったら日経レバレッジETFを保有し、下降トレンドになったら売るという売買を機械的に繰り返します。
この場合は厳密にルールを設定し、そのルールを忠実に守ることが重要です。それにより、下降トレンドで大きな損となることを防ぎ、上昇トレンドでより効率的に利益を得ることを目指します。
ルールについてはご自身でいろいろ設定してみたら良いと思います。私はこの売買を現時点で行っていないので、ルールについてはなんとも言えませんが、例えば「直近高値を抜いたら買い、5日線で売る」などです。週足でルールを決めてもいいかもしれません。
私もチャンスがあれば一度試してみたいと考えています。
おわりに
日経レバレッジETFはうまく活用できれば、とても有効な投資先の一つです。日経平均株価の2倍の値動きになるので、リスクは高いですが、興味のある方はぜひ活用ることを検討してみてはいかがでしょうか。