米国債に投資する! おすすめはゼロクーポン債
はじめに
マイナス金利政策が続く日本では、銀行の普通預金金利は、0.001%。定期預金でも、0.010%といった状態が続いています。すべての資産を全て銀行口座に置いておくのはあまりオススメできません。そのなかで、米国債、特にゼロクーポン債に投資することが、抵リスクで一定の利回りを確保できる初心者向けの投資方法であることは疑いようがありません。みなさんもぜひ一度考えて見てください。
米国債のゼロクーポン債
米国債のゼロクーポン債は、金利を受け取らない変わりに、その債権を割引で買い、満期時には満額で受けとることが出来ます。この買ったときと満額で受け取ったときの差額を金利として受けとります。
SBI証券で買うことのできる残存期間が26.8年のゼロクーポン債は、満額の46.54%で購入することができます。これが満期時に100%となって受けとることができます。26年後の満期時に10000ドルを受けとる権利を4654ドルで買うことができるということになります。ちなみにこの利回りは2.877%となります。
4654ドルが10000ドルとなるので、満期時には倍以上の額を受けとることができるのです。
オススメの投資方法
購入時に、受け取り額、利回りが決まっているため、長期的な資産を形成するのにとても有効です。
毎年決まったタイミングで決まった額を購入するのが効果的です。公的年金に加え、老後資産として一定額を受けとることができます。そして、毎年定期的に買うことで為替リスクを抑えることが出来ます。
ゼロクーポン債唯一のリスク
米国債・ゼロクーポン債のリスクは、アメリカの破綻。これだけと言えるでしょう。
しかし、あまり現実的ではないですね。アメリカが破綻することになるとすれば、すでに世界中が大変なことになっているでしょう。日本の破綻の方が可能性は高いと私は思います。
資産の分散
投資をするうえで資産を分散することはとても重要です。そういった意味でも資産の一部をドルで保有することは有効ではないでしょうか。
日本は少子高齢化、人口減少社会に突入します。一方のアメリカはまだ人口増加が続き、また世界を牽引する有名企業がどんどん誕生しています。それを考えた時、今後ドルが強くなる可能性が高く、ドルを保有することは大きなメリットです。
資産分散の観点でいうと米国債だけの投資は良くないかもしれません。株式投資の方がより高い利回りを得る期待値が高いと思うからです。
資産の一部を米国債のゼロクーポン債で持っておき長期的な視点で老後に備えるそのような投資をおすすめします。
まとめ
いかがだったでしょうか。米国債、特にゼロクーポン債は、投資対象としてとても魅力的です。
初心者にとっては、ほぼノーリスクで、3%近くの利回りを確定できるからです。
みなさんもご自身の資産に米国債を加えてみてはどうでしょうか。