資産運用の基本

【手数料比較】楽天証券、SBI証券なとネット証券会社9社の手数料を比較!安いのは?

はじめは証券会社の選択から

皆さんが株式投資を始めようと思い立ったとき、はじめてに取り掛かるのが、証券会社の選択だと思います。株などを取り引きできる証券会社には「ネット証券」と「総合証券」の二つがありますが、私は今から資産運用で株式投資を始めるのであれば、ネット証券の一択だと思っています。総合証券には店舗があり、様々な面で人的なサポートを受けることが出来るというメリットがあります。しかしながら、手数料が高いのが実情です。一方のネット証券は、原則店舗はなくサポートの面で劣るかもしれませんが、手数料が非常に安くなっています。また、最近はホームページなどでわかりやすく情報発信等も行っているので、株式投資に真剣に取り組みたいという方であれば、必要な情報は十分に入手できると思います。

手数料は、株式投資をするにあたって必ずかかる経費ですので、この手数料を可能な限り、低く抑えることは投資をする上でとても重要です。「塵も積もれば山となる」と言うことがありますが、まさにこの通りで、たった数十円の差でも何十年と株式投資で取引をしていれば、大きな額となってきます。

例えば、月20回の取引を10年続けた場合で、1回の手数料の差が50円だとすると…

20月×12か月×50円×10年=12万円の差が生まれることになります。。

こう考えると、株式投資の入り口である証券会社の選択には、手数料が最も重要だと言っても過言ではないと思います。

証券会社を選ぶ際にはそのほかのポイントとしては、使い勝手の良い投資ツールや情報発信の内容、取り扱いする商品の豊富さなどさまざまありますが、お金を増やすために株式投資をするのですから、一番大切なのはその中でもやはり手数料です。

そこで今回は手数料が総合証券と比べて安いネット証券会社の現物株取引にかかる手数料を比較してみたいと思います。この比較がみなさんのために少しでもなればと思います。

そもそもどういったとき株取引に手数料が必要か?

株を取引する際の手数料には、1回の取引に対してその都度手数料を払うタイプ(都度支払う)と1日に取引した金額に応じて手数料がかかるタイプ(定額で支払う)の2種類から選ぶネット証券会社が多いです。

どちらがオトクかは、人によって異なります。短期目線で積極的にトレードされる1日の売買頻度が多い方については、1日に取引した金額に応じて手数料がかかるタイプがお得です。逆に株主優待や配当を目当てにした投資をはじめとして長期目線で取り引きされているような方1日の売買頻度が低いと考えられます。こういった方は、1回の取引に対してその都度手数料を払うタイプが良いと思います。どちらかわからない方は、途中で設定を変えれるので、一度どちらかを試してみたらいいかと思います。

ネット証券の手数料を比較しよう

それでは、実際にネット証券会社の手数料を比較していきましょう。

まずは、1回の取引に対してその都度手数料を払うタイプを比較してみます。

ネット証券会社5万円まで10万円まで20万円まで50万円まで100万円まで
楽天証券55円99円115円275円535円
SBI証券55円99円115円275円535円
カブドットコム証券99円99円198円275円535円
松井証券
マネックス証券110円110円198円495円1100円
GMOクリック証券96円96円107円265円479円
岡三オンライン証券108円108円220円385円660円
ライブスター証券55円88円106円198円374円
DMM株55円88円106円198円374円

次に、1日に取引した金額に応じて手数料がかかるタイプについて比較してみましょう。

ネット証券会社10万円まで20万円まで30万円まで50万円まで100万円まで
楽天証券0円0円0円0円943円
SBI証券0円0円0円0円838円
カブドットコム証券
松井証券0円0円0円0円1080円
マネックス証券
GMOクリック証券234円234円305円438円876円
岡三オンライン証券0円0円385円550円880円
ライブスター証券440円440円440円440円660円
DMM株88円106円198円374円

※マネックス証券の定額手数料は1日の約定金額が、300万円までであれば、1日に何回取引しても2500円、600万円までであれば5000円。

※手数料は2019年12月23日現在、税込みで記載しています。100万円までの手数料を記載。

※必ず証券会社のホームページで最終確認をお願いします。

いかがでしょうか。今回はネット証券9社の手数料を比較してみました。手数料はネット証券により結構差があることお分かりいただけると思います。選択が難しい方は、複数の証券口座を開設してみて、それぞれの投資手法にあった証券口座をお選びいただくことも可能です。外国株や投資信託などを取引される方は、国内株はA証券、外国株はB証券といった使い方もいいかもしれませんね。私は今は楽天証券を使っていますが、他にもSBI証券にマネックス証券、カブドットコム証券の証券口座も開設しています。

これから証券口座を開設される方は、ぜひ、ネット証券の手数料を比較した後に口座開設をすることをお勧めします。みなさんにとってピッタリのネット証券会社が見つかることを祈っています。

ネット証券の口座開設キャンペーンも要チェック!

手数料は、上記のとおりですが、ネット証券によっては、現金プレゼントとや手数料無料などをはじめとした口座開設キャンペーンを実施しているところもありますし、楽天証券やSBI証券などのように手数料の数パーセントをポイントでキャッシュバックするサービスをしているところもあります。そういったネット証券各社のサービスについても手数料と合わせて比較して検討していただければと思います。

(番外編)ネット証券と総合証券の手数料も比較してみました!

ネット証券は、楽天証券とSBI証券を、総合証券は掲載は野村證券と大和証券を掲載しています。なお、比較は1回の取引に対してその都度手数料を払うタイプとしています。

証券会社5万円まで10万円まで20万円まで50万円まで100万円まで
楽天証券55円99円115円275円535円
SBI証券55円99円115円275円535円
野村證券152円152円330円524円1048円
大和証券1100円1100円1100円1897円3795円

※野村證券は、最も安いオンラインサービスでの取引。大和証券は最も安いダイワ・ダイレクトコースのインターネットの取引の手数料。

一目瞭然ですね。手数料にかなりの差があります。サポートやツールにはかなり魅力的なものがあるのでしょうが、やはり手数料の安いネット証券をオススメします。


米国株に興味のある方は、米国株の手数料についてネット証券を比較しました。ぜひ一度ご覧ください。

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