NISA(ニーサ)の始め方!株初心者におすすめ!
最近は投資がますます身近になってきています。株初心者の方でも気軽にいろいろな種類の投資を始められるようになってきました。
その中でも、「便利でお得」と話題になっている投資が、NISAになります。
NISAという名前はよく耳にしても、実際に何が便利でお得なのかについて分からずに、始めることをためらっている人も多いと思います。
そこで、今回は、便利でお得なNISAについて、その仕組みから始め方についてまで、やさしく解説していきます。
目次
NISAとは
NISAとは「少額投資非課税制度」の略称で、税制優遇制度のことになります。
通常、投資で得た利益には、20.315%の税金がかかります。しかし、NISAを利用した場合の運用益には税金がかからなくなっています。
NISAは現在「一般NISA」「つみたてNISA」「ジュニアNISA」の3種類があります。しかし、2024年からは新制度が始まり、「ジュニアNISA」は終了になります。
NISAの始め方
NISAを始めるに当たっては、いくつかのステップを踏むことになります。
今回は、2023年で廃止されてしまう「ジュニアNISA」以外の制度について、始め方のステップを説明していきたいと思います。
ステップ1:口座開設ができるか確認する
NISAの口座開設ができる人はどのようなでしょうか。
口座を開設する年の1月1日時点で、日本に居住している20歳以上の人になります。
なお、日本人でも海外在住の場合は、口座を開設することができません。注意が必要になります。
ステップ2:NISAを選択する
お得なNISAの制度ですが、「一般NISA口座」と「つみたてNISA口座」は同時に保有することができません。
新規にNISA口座を開設する人は、「一般NISA」か「つみたてNISA」のうち、運用したいNISAをどちらかに絞って択一する必要があります。
「一般NISA」と「つみたてNISA」の主な違いは以下のようなものになります。
一般NISA | つみたてNISA | |
投資方法 | 通常買付・積立方式 | 積立方式 |
対象商品 | 株式・投資信託等 | 一定の条件を満たした投資信託 |
非課税投資枠 | 年間120万円 | 年間40万円 |
非課税期間 | 最長5年 | 最長20年 |
投資可能期間 | 2014~2023年 | 2018~2042年 |
金融機関ごとで扱っている商品は異なりますが、一般NISAでは国内外の「上場株式」「上場REIT」「上場ETF」「投資信託」などに投資することができます。
一方、つみたてNISAでは、一定の条件を満たした投資信託に投資することになります。
一定の条件を満たした投資信託は、一般NISAで投資できる金融商品の数と比べるとその数は少なく、約200本となります。
しかし、いずれも厳選された商品なので、多すぎて迷うことがなく選択の手間が省けるので、かえって初心者の方には「つみたてNISA」はおすすめなのかもしれません。
ステップ3:金融機関を選ぶ
NISAを利用する際には、証券口座等とNISA口座の開設が必要になります。
証券口座等とNISA口座を開設する金融機関を選ぶときの比較ポイントは、下記のようなものになります。
・手数料の低さ
・取扱商品の多さ
・サポートの体制の充実
選択肢が多くて迷ってしまう場合、金融機関は1年に1回は変更できるので、現時点で気に入った金融機関で口座を開設しましょう。なお、運用している中でもっと良いところが見つかれば、次の年度で変更するといったこともできます。
ステップ4:口座を開く
NISA口座を開設するには、証券会社であれば「証券口座」、銀行等であれば「投資信託口座」などを開設しておく必要があります。
そして、NISA口座を開設する際に、これらの口座の開設手続きを同時に行うこともできます。
Webやコールセンターへの連絡で必要書類を入手して必要事項を記載し、本人確認書類やマイナンバー確認書類と一緒に金融機関に提出します。
その後、確認が完了すると、口座開設の連絡がきます。書類を提出してから連絡が来るまでは通常2~3週間かかります。手続きは早めに行うようにしましょう。
ステップ5:口座に入金する
口座が開設されたら、口座に投資資金を入金します。
金融機関によって異なりますが、入金方法には「インターネットバンキング」「銀行振込」「ゆうちょ銀行からの振替入金」などがあります。
各方法で手数料や振り込みまでの時間が異なり、各金融機関で手数料を負担してくれるかも違うので注意が必要です。
インターネットバンキングが一番振り込みまでの時間がかからない方法になり、ネット銀行は手数料を負担してくれる場合が多くなっています。
ステップ6:取引開始
投資資金が証券口座に入金されると、取引を開始することができます。気になる金融商品を購入して、投資をスタートさせましょう。
まとめ
NISAを利用した投資では、年間の上限額は決まっていますが下限はありません。
手っ取り早く利益を得たいとの思いから、多額の投資をしたくなるかもしれません。しかし、お得な制度であると言っても、投資にはリスクがつきものです。
NISAを始める前には投資についての理解を深めましょう。
そして、最初は小額から投資するようにしましょう。
一刻も早く便利でお得なNISAを始めてみましょう。
以下は、証券口座の開設について解説した記事です。NISAの記事とあわせてご覧ください。
以下は、NISA自身について紹介した記事です。