NISAとは?株初心者にわかりやすく解説!
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NISAとは?わかりやすく解説!
新型コロナの影響で、生活防衛の意識が高まり、新たに投資を始める人が急増してきています。
「難しそう…」という印象が強い投資ですが、投資初心者の方におすすめの制度が、NISA(ニーサ)になります。
しかし、「NISAがお得だ」と知ってはいても、何がどうお得なのかが、よくわからないという方も多いことでしょう。
そこで、今回は、投資知識がない株初心者でも挑戦しやすい「NISA」について、一体どのような制度なのか、そのしくみ、メリット・デメリットまでやさしく、わかりやすく解説していきます。
是非、最後までご覧ください。
そもそも、NISA(ニーサ)とは?
まず、NISAについて紹介します。NISA(ニーサ)とは期間限定の税制優遇制度のことで、正式名称は「少額投資非課税制度」といいます。
種類 | 一般NISA | つみたてNISA | ジュニアNISA |
対象者 | 日本在住で20歳以上 | 日本在住で20歳以上 | 日本在住で0~19歳 |
運用者 | 口座名義人 | 口座名義人 | 親権者等 |
非課税枠 | 年120万円 | 年40万円 | 年80万円 |
非課税期間 | 最長5年 | 最長20年 | 最長5年 |
口座開設期間 | ~2023年 | ~2037年 | ~2023年 |
現在の制度では、「一般NISA(NISA)」「つみたてNISA」「ジュニアNISA」の3種類があります。
通常、投資で得た利益には、約20%の税金がかかってしまいます。
しかし、NISAを利用した場合の利益には、税金がかからないというとても良い制度です。
利用できる期間は決まっていますが、毎年一定金額の範囲内で購入した金融商品から得られる利益が、非課税になるのです。
もちろん、これは活用するしかありません。
3つのNISAの比較
NISAを利用できる期間などは、それぞれの種類ごとに違っています。
現行のNISAの制度は、2023年までの期間限定の制度となっています。
たとえば、一般NISAの場合、口座開設は2023年までとなり、5年後の2027年まで非課税で保有できます。
NISAのとは
このようにお得な制度ですが、使用する際にはいくつかの注意点があります。
・専用の口座を開く
証券会社、銀行などの金融機関で、NISA口座を開く必要があります。
・1人1口座のみ
金融機関ごとに1口座ではなく、全金融機関を通して1人につき1口座となります。
・投資可能金額に上限がある
1年で投資できる額(非課税額)には上限があり、それぞれの種類で違ってきます。
しっかり理解して、NISAを活用しましょう。
NISAのメリットとは
NISAのメリットは、何と言っても、配当金や売却益などの利益が非課税になることです。
たとえば、50万円で購入した株を、80万円で売却した場合で比較してみましょう。
・NISAを利用する場合
売却80万円-購入50万円=利益30万円
手元に残る利益は、30万円になります。
・NISAを利用しない場合
売却80万円-購入50万円=利益30万円
利益30万円―(税額30万円×税率20%)=24万円
手元に残る利益は、24万円になります。
この場合、差額は6万円となり、かなり大きな金額となります。
NISAのデメリットとは
通常の株取引の場合、1つの取引で損が出た場合でも、確定申告時に損益の通算ができます。
つまり、損をした分の金額を、他の取引で得た利益と相殺することができます。
しかし、NISA口座で損をした場合は、他の口座との損益通算ができません。
他の口座で出た利益が、そのまま課税対象となってしまいます。
さらに、「損失を翌年以降へ繰り越せない」というデメリットにも、注意が必要です。
2024年・NISAが新しくなります
現行のNISAは2023年までの限定となるのですが、2024年からは新NISAが導入されます。
大きな変更点はジュニアNISAが廃止されることです。ちなみに、現行のNISAでジュニアNISAを開始していれば、2027年まで運用を続けることができます。
また、他の2つのNISAも期間が終了するまで、そのまま非課税で運用することができます。
まとめ
投資の基本は「分散・長期・複利運用」です。
これらに非課税が加わると、投資の効果をもっともっと実感することができます。
超低金利の時代、預貯金をしていても、お金はほとんど増えません。
それに比べると、投資にはリスクがあることを念頭に置き、正しい知識を身に付けることで、リスクは最小化することができます。
NISAについての正しい知識を身に付けたら、一刻も早くNISAを始めてみましょう。
NISAの始め方は以下の記事で紹介しています。
証券口座の選び方について記載した記事です。
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