【投資手法を考える】テーマ株に投資に値するか?
テーマ株に投資するか?
皆さんはテーマ株って聞いたことあると思います。
テーマ株とは、5G関連銘柄やオリンピック関連銘柄など世間で話題になっているテーマに関連する銘柄のことで。「材料株」とも呼ばれます。またテーマ株に投資することをテーマ株投資とも言います。
このテーマ株ですが短期間で株価が急上昇するため多くの個人投資家にも人気が高く、注目も高まるため、安易に急騰相場に参加しまいがちです。そこで、今回はテーマ株が効率の良い投資法と言えるのか考えたいと思います。
テーマ株で儲けるためには
テーマ株への投資は短期投資となります。それぞれのテーマが話題になったら他の人よりも少しでも早く情報を入手し、行動する必要があります。
行動が遅れて、そのテーマの旬が過ぎれば高値掴みでそのまま損失となってしまいます利益確定のタイミングがとても重要となってきます。
注目を浴びなくなればまた株価は元通りになる場合が多いため、必ずテーマが下火になる前に売り抜ける必要があります。
皆さんは他の投資家より先に乗って、先に降りることができる自信がありますか。・・・投資スタイルによりますが、最新の情報を把握し続ける必要があり、初心者には難易度の高い投資と言えそうです。
テーマ株の急騰を待ち伏せしてみる?
一度テーマになった株は2度3度と話題になり、そのたびに急騰することが多いです。全個体電池などの将来有望な技術などについては、研究が進展したり、量産化が期待できるとのニュースがあれば度々注目されます。
また、災害関連の銘柄などは地震が起こるたびに株価が上昇します。そのため、複数テーマ株に分散して投資しておいて急騰したら売るというのも一つの投資法かもしれません。そうすればいつか上がるでしょう。
しかし、いつ上昇するかはわかりません。時間とお金がたっぷりある人用の投資法ですね。より少ない資金で効率的に資産を増やすことを目指すのならちょっともったいない投資法だと思います。
利益に繋がるかどうか
テーマ株については、物事が起こったり話題になったりすると、企業の利益につながるのではないかと「思惑」で上昇していきます。
しかし、重要なのは本当にその材料が利益に反映されてくるのかということです。例えば、先ほど話題にした全個体電池について言うと実用化されて、量産化されて、それが収益に寄与してくるとなれば、長期のテーマ株としてその銘柄の株価は上昇していくでしょう。そのタイミングは間違いなく買いです。今の時点ではまだ思惑です。思惑が現実になってからでも投資するのは遅くないと考えています。
そして、テーマ株を株を買うときは、現在の業績はもちろんのこと、四季報を活用するなどして、将来の業績についても確認しておくことをおすすめします。もし、思惑が外れたとしても業績が良ければ、下落を最小限にとどめられるかもしれません。
テーマについて勉強はしておくに越したことはない
今、私にできることはそれぞれ世間で注目されている○○関連銘柄について、将来性や持続性、関連銘柄について下調べをしていくことです。今その技術の実用化に向けてどの辺まできているのか。また、関連銘柄は何かなど調べておくと、そのテーマが注目されたときに無駄なくすばやく動くことができます。
また、関連銘柄を見ていくとほかのテーマに関連する材料が見つかったり、その企業の業績をしれたりと株式投資全般に必ず役立ちます。投資するにあたって勉強は絶対に欠かせませんので、そういう意識をもっておくと良いのではないでしょうか。
結論として
私はテーマ株を目当てに投資することはありません。ただ私のルールに合致したものがたまたまあるテーマの関連銘柄であることはあるかもしれませんが・・・。いずれにせよ、テーマ株は高値掴み、売り遅れの危険性が非常に高いと考えています。テーマ株に投資する場合は、ただ注目されているから買うのではなく、その企業の今後の利益にどう貢献するものなのか。また、思惑が現実になる可能性はどのぐらいなのか見極めて投資することをお勧めします。