【おすすめ国内ETF】株価暴落で大活躍の日経ダブルインバースETF(1357)
目次
暴落で大活躍の日経ダブルインバースETF(1357)
皆さんは「日経ダブルインバース指数ETF」とうい商品をご存じですか。
このブログでも「ダブルインバース」というものについては、使い方などを何回かご紹介したかと思います。今回は、その「ダブルインバース」の代表的な商品の一つ日経ダブルインバースETF(1357)について、改めてご紹介したいと思います。暴落などの下落相場で大きく利益を出せる便利なETFですよ。
インバース型ETFとはどんな商品か
「インバース(Inverse)」とは英語で「逆の」「反対の」という意味となります。そして、「インバース型のETFは、ある指数の動きと同じ分だけ、逆に動くETFとなります。
つまり、対象とする指数が1%下落すれば、ETFは1%上昇するということになります。
日経ダブルインバースETF(1357)はどんなETFか
日経ダブルインバースETFは、日経平均株価を対象の指数とします。そして、名前「ダブル」とあるように、2倍の動きをします。
つまり、日経平均株価の動きに対して逆に2倍動くこととなります。日経平均株価が1%下落したら、日経ダブルインバースETFは2%上昇するということです。
ファンド情報
設定日 2014年7月14日
売買単位 1口
分配金利回り 0.0%
最低売買代金 866円
日経ダブルインバースのメリット
・空売りをすることなく相場の下落で利益を得ることができる。
・2倍動くということで、少ない資金で大きな利益を得ることができる。
日経ダブルインバースのデメリット
・長期で持つと価格が下落(減価)するので、長期での投資には向かない。
・上昇相場で保有すると、大きな損失となる。
日経ダブルインバースETFはどのように使うのがベストか
私が考えているのは2つのタイミングです。
まずは、アメリカ市場が大きな下落となり、日本市場も下落が見込まれるときに、寄りの下げをみて下げ止まらないようであれば、個別株の半分の金額で日経ダブルインバースを購入します。これにより、理論上資産は均衡化されることとなります。これはあくまで応急処置(リスクヘッジ)という形になります。
もう一つは、50日線を割って下げ止まらない場合です。この場合は、個別株はすべて処分。ダブルインバース一本で下落相場での利益を取りに行きます。ただ、一気に200日線を大きく割る場合は、反発のリスクもあるのでリスクヘッジ(個別株の半分の金額を買う)で留めておき、そのうえで2%以上の大きな反発となれば、上昇相場に向け、日経ダブルインバースETFを売却します。
いずれのタイミングで買ったとしても、保有するタイミングを誤ると大きな損失となる場合もあるため、しっかりとルールを決め、それに沿った売買が求められます。
おわりに
いかがだったでしょうか、今回は日経ダブルインバースETF(1357)をご紹介しました。ハイリスク・ハイリターンの上級者向けETFですが、有効に使うことができればとても役立つETFです。皆さんもぜひ一度、使うタイミングを想定し、ルールを検討したうえで保有してみては。