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半導体のトップ企業に投資する米国籍ETF「SMH」

半導体の世界トップ企業に投資する「SMH」

2020年に続いて2021年も注目な投資テーマが「半導体」です。

半導体は、私たちの生活に欠くことが出来ないものです。スマートフォンやPC、家電はもちろんのこと、銀行のATMや電車の運行、インターネットなど挙げればキリがないくらい多くものに使われています。さらに、コロナ禍で一気に導入が進んだテレワーク、自動運転をはじめとした様々な先端技術、これから注目の5G(第5世代移動通信)においても欠かすことが出来ないものとなっています。

そして、デジタル庁の創設など今後国策として進むデジタル化の流れのなかでデータ量が増大し続け、より多くのサーバー必要になり。これによりこれまで以上に多くの半導体が必要な社会になると考えられます。

世界トップの半導体企業にまとめて投資できる「SMH」とは

SMH(ヴァンエック ベクトル 半導体 ETF)は、ヴァン・エック・グローバルが運用するETFで、マーケット・べクトル米国上場半導体25インデックスの価格と利回り(手数料と経費控除前)にできるだけ連動するパフォーマンスを目指します。

半導体の製造や半導体製造装置など売上の大部分を半導体事業から生んでいる米国市場に上場の企業25銘柄に分散投資できます。

また、経費率は年0.35%と比較的低コストになっており、分配金利回りは0.97%(12/18時点)となっています。

SMHへの組入銘柄は?

SMHに組み入れられている銘柄のトップ10は以下のとおりとなっています。

1.TAIWAN SEMICONDUCTOR MANUFACTURING CO 11.06%
2.NVIDIA CORP 6.83%
3.LAM RESEARCH CORP 5.48%
4.APPLIED MATERIALS INC 5.44%
5.QUALCOMM INC 5.22%
6.MICRON TECHNOLOGY INC 5.17%
7.ASML HOLDING NV 4.93%
8.TEXAS INSTRUMENTS INC 4.67%
9.NXP SEMICONDUCTORS NV 4.64%
10.ADVANCED MICRO DEVICES INC 4.57%

台湾セミコンダクターが他の銘柄に比べて少し多いです。それ以外は、世界有数の半導体の企業にまんべんなく投資できそうです。

SMHのパフォーマンスは?

SMHの設定来のパフォーマンスは25%を超えており、とても優秀です。
ここ5年間のチャートは以下の通りです。比較のため、S&P500指数のチャート(オレンジ色)も表示してみました。

SMHチャート(青色)、S&P500チャート(オレンジ色)

最近になって急激に上昇していることがわかります。半導体の需要と関係してるのでしょうか。チャート見ているだけでワクワクしますね。

半導体に投資するその他のETFは?

実は、SMHの他にもアメリカに上場する半導体の企業に投資するETFがあります。
例えば、「SOXX」です。SOX指数(
フィラデルフィア半導体指数)への連動を目指すETFで、構成銘柄はSMHと少し違いはありますが、パフォーマンスはそれほど差はありません。しかし、取り扱っている証券会社が少ないようで、楽天証券やSBI証券では買えませんでした。

他にもSOX指数の値動きの3倍を目指すレバレッジ型の「SOXL」もあります。
値動きが激しく、取り扱い注意ですが、チェックしてみてください。
ちなみに、SOX指数の値動き対して逆に3倍動くことを目指すインバース型の「SOXS」もあります。

最後に

半導体はこれからますます世界中で必要となると考えられます。やっぱり投資しておきたいですよね。しかし、半導体の銘柄は比較的値動きが荒いことが難点です。ETFの良さは、リスクを抑えて分散投資できること(その分リターンも抑えられますが)。そこで、世界の最先端を走る半導体の企業に投資出来る米国籍ETF「SMH」はとても有力な投資候補となりそうです。皆さんも自分の投資スタイル・リスク許容度にあわせて「SMH」をぜひ検討してみてください。

アメリカ市場に投資できる米国籍ETFを紹介した記事です。

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