お金の知恵 / 資産運用の基本

株式投資初心者にオススメ!高配当株に投資しよう。

高配当の魅力

東証一部の配当利回りの平均はだいたい2%程度と言われます。なので、それを上回る配当利回りの銘柄は高配当株と言えると思います。

配当利回りの高い銘柄(企業)に投資することは、株式投資、特に株式投資初心者にはとても有効です。なぜなら、安定的な企業で減配がなければ継続的に配当が受けられるからです。また、相場が下落して株価が下がった場合、配当利回りが高まり、それが魅力的になって買いが入りやすくなります。高配当株は下落局面に比較的強いということができるでしょう。

 

高配当株の投資の注意点

高配当株に投資する上で配当利回りが高すぎる場合は少し注意が必要です。配当利回りは、配当を株価で割って計算しますので、株価が下落すれば当然配当利回りが高くなります。業績悪化によって株価が下落している場合は、今後さらに株価が低下して、手に入る配当以上に下落にはることは十分に考えられます。さらには、業績悪化による配当が減配になってしまう場合もあります。

なので、高配当株に投資する場合は、その企業の業績や配当性向を確認しましょう。

高配当株に投資する際にチェックする指標

高配当株に投資する場合は、EPSや配当性向は必ずチェックするようにしましょう。

EPSは一株当たりの利益のことです。配当は利益から出されます。このEPSが過去と比較して継続的に上昇いれば、今後も引き続き利益が増加することを期待できます。減配のリスクが少ないことに加え、増配の可能性もあるかもしれません。

配当性向は、その企業が利益をどれだけ株主還元に使っているかを表す指標です。

配当性向は一株当たりの配当を一株当たりの利益(EPS)で割って求めます。日本ではだいたい20~30%が目安です。この配当性向を見ることで今後の増配や減配の余地を確認できます。配当性向が高過ぎると業績悪化がすぐに減配に繋がるとともに、増配余地もそれほどないでしょう。逆に低ければ、減配の可能性が低く、業績によりさらなる増配が可能と見れます。また、過去の配当性向の推移を見ることで、予想利益から将来の配当が推測できるかもしれません。

注目の高配当株

最後に私が注目している高配当の銘柄を紹介しておきます。

オリックス

配当利回り3%程度で、カタログギフトの優待もあり。長期金利上昇は業績にプラス。

みずほフィナンシャルグループ

配当利回りは3.8%。マイナス金利の影響で完全に出遅れ。長期金利の上昇は業績にプラス

三井物産

配当利回りは3.75%。第三四半期の純利益は63%の増益。

 

その他、銀行、商社は軒並み高配当です。

 

おわりに

どうだったでしょうか。株式投資において高配当株への投資はとても魅力的で、より高い配当もらえるのは嬉しいことです。しかし、しっかりと銘柄を分析して少しでも将来性のある会社、業績のよい会社に投資する。これは、株式投資のすべての基本です。配当利回りだけで株を選ばないようにしてください。

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